長沼静きもの学院を運営する株式会社 長沼(東京都渋谷区、代表:長沼 秀明)は、2024年2月12日に紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて開催された、音楽劇『TAMASHIZUME』 ~情念の百人一首~にて、出演者の皆さまの衣装について着付けの技術協力を致しました。
音楽劇『TAMASHIZUME』 ~情念の百人一首~ 概要
百人一首をテーマにした、藤原定家・後鳥羽上皇・式子内親王の物語「TAMASHIZUME 情念の百人一首」。
あまりにも有名な歌集百人一首、なぜ編まれたかは、誰も知らない。
藤原定家がなぜ「百人一首」を編纂したのか?余りにも有名なこの和歌集の、成立の背景を知る人は少ない。
当時は貴族社会から武家社会に切り替っていく転換期。承久の乱に敗北した後鳥羽上皇は、隠岐に流刑となっていた。藤原定家は後鳥羽上皇に贔屓されていたが、ある時期から関係が壊れ、承久の乱に加担しなかった。 それが幸いして、定家はその後、順調に出世していく。しかし或る夜、恨みに凝り固まった後鳥羽上皇の生霊が現れた。定家と幕府への呪いの言葉を吐く上皇を前に、定家は「もう一人の慕わしい霊」を呼び出すことを思いつく……。
織田正吉の『絢爛たる暗号』に着想を得、「百人一首には謎が秘められている」と云う前提で、さかもと未明さんが脚本を執筆。池田光璢さん監修。ジュネーヴ国際音楽祭・作曲賞グランプリに輝いた薮田翔一さんの珠玉の歌曲と共に、藤原定家、後鳥羽上皇、黄泉から呼び出された式子内親王の、妖しくも悲しい魂の交錯ドラマ。
脚本・演出・プロデュース:さかもと未明
作曲:薮田翔一
監修:池田光璢
©️MIMEIDIA
撮影:木村智、天野雄士
きっかけは、さかもと未明さまからのお声がけでした
今回の技術協力は、脚本・演出を手掛けたさかもと未明様から「平安時代の舞台を上演するが着付けのサポートを頼めないか」と当学院宛にお問合せいただいたことがきっかけでした。
私たちとしても非常に嬉しいお話でしたので、是非にとお引き受けしました。
現代の着物とは違う、時代衣装の着付け
日本の伝統衣装である「きもの」は、今日に至るまでに身につける物や着こなし方が変化してきました。
音楽劇『TAMASHIZUME』は今から約800年前の鎌倉時代を舞台とした作品。
上記の写真をご覧いただくと、舞台で皆さんが身につけている当時の装いと、現代のきものの装いとの違いを感じられますね。
当学院の講師が出演者の皆様の着付けを担当いたしました
現役の着付師としても活躍している当学院の講師が、今回の着付けを担当させていただきました。
一人の出演者の方に対し、複数人で力を合わせて着付けていきます。
技術と知識を必要とする複雑な衣装でしたが、舞台で皆さんが演技に集中できるよう
・短時間
・美しく
・動きやすく
をモットーに行いました。
私たちと一緒に「きものの着付け」を学びませんか?
当学院では、このような時代衣裳の着付けも学ぶことができます。
冠婚葬祭だけではなく、幅広く活躍できる着付師を一緒に目指しませんか?
また、独自の人材登録システム・シザブルスタッフ に登録して活躍するという方法もありますよ。
当学院の無料体験授業は随時受付中。
ぜひ以下のページよりお気軽にご予約ください。
2023年秋、授業の内容をリニューアルしました!
創業68年の長年愛される当校の授業。令和の時代に合わせて授業内容・授業回数を変更しました。
本格的にきものを学びたい方向けから全くの初心者の方から着付けのプロを目指したい方向け、和の手芸を楽しみたい方向けのくみひものコースまで、あなたのニーズに合った多彩なコースをご用意しています。
無料の体験レッスンのご予約は全国16校いつでもお待ちしております。お気軽にご予約ください。
新しい『きもの着付科』については、こちら
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