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【オトナの趣味活】わたしの手で織りなす喜びを。はじめての「くみひも」創り

きもの豆知識

きもの文化に興味がある。日本の伝統工芸が好き。

ハンドメイド作品を発信してみたい。一生、楽しめる趣味を探している…。


そんな方に、大人の“趣味活”としてお勧めしたいのが「くみひも(組紐)」です。

70年の歴史と実績を持つ、長沼静 きもの学院には「くみひも科」があり、はじめての方でも楽しく学びながら、帯締をはじめアクセサリーなどオリジナル作品を創作することができます。

まずは、くみひも(組紐)はどんなものなのか、学んだ先に広がるメリットと合わせてご紹介します。

くみひも(組紐)とは

くみひも(組紐)とは、複数の糸を組んで作られる紐のことで日本の伝統工芸の一つ。紐の中でも最も美術的なものになります。色とりどりの糸を使い、美しい模様やデザインが施されることが特徴で、主に和装の帯締や髪飾り、アクセサリーなどで重宝されています。

また、紐を結ぶことには、「縁を結ぶ」「物と物を結ぶ」「人と人を結ぶ」など験担ぎ(げんかつぎ)の意味合いがあるとされており、単なる装飾品以上の深い意味や願いが込められた縁起の良いアイテムでもあります。

くみひもの歴史

組紐の歴史は遠く昔へと遡ります。
日本へは、飛鳥・奈良時代に仏教伝来とともにその技法が伝えられたとされており、経典や袈裟などに用いられました。
その後、組紐の技術は独自の発展を遂げ、武具や茶道具などにも多く利用されるなど工芸色の強いものへと姿を変えていきました。

組紐が帯締として利用されるようになるのはそのだいぶ後のこと。それは江戸時代、当時人気であった歌舞伎俳優が衣裳の着崩れを防止するため帯の上に締めた紐がきっかけとも、また江戸の太鼓橋再建の折りに芸者衆によって考案されたお太鼓結びを支えるために用いられたことが始まりとも言われています。

そして、それを真似た女性らの流行を通じ、またその便利さからも廃刀令後の明治時代には庶民へも定着していくこととなったのです。

伝統的な道具を使う、手組みの技

くみひも(組紐)には大きく分けて「角組」「平組」「丸組」の三種類があります。

くみひも(組紐)を組み上げるためには「組台」という台が必要になります。当学院では、丸台や角台、綾竹台、高台と4種類の組台を使っています。

組み方は、数本あるいは数10本の糸を1単位(1玉)にし、それを3単位以上。時には100ぐらいまで用いて、ある一定の組み方に従い、交互に斜めに交差させていきます。これを繰り返していくと、紐が組み上がっていきます。

単位を増やして組み方を変えることにより複雑なくみひも(組紐)になり、配色による変化形もさまざまなものが創れます。単位が300を超えるもの、組み方は200〜300種類とも、それ以上あるともいわれています。

はじめてでも基本の組み方が学べる

組み方によって、それぞれに名称が付けられており、当学院の初等科では以下の基本となる組み方をすべて習得することができます。

四つ組…玉数が4玉と数多くある組み方のなかで最も少なく、組紐の基本となる組み方。組み目が大きく、シンプルなのが特徴です。

四つ組

八つ組…四つ組より玉数が多く、8玉を用いて組む、組紐の基本。四つ組と比べると組み目が細かく、紐に柔らかな弾力があります。

角杉…8玉を用いて組みます。形は四角く、多色を使うことによって豊かな配色の変化を楽しむことができます。

鴨川…角台で組む代表的な丸紐で、8玉を用います。京都・鴨川のように清冽な川の水が微妙に変化しながら流れているかのような美しい模様です。

網代(あじろ)…8玉を用いた八つ組の応用になります。糸の置き方で柄の変化が楽しめます。

くみひもの活用方法

近年、くみひも(組紐)は現代的なデザインのものも多く見られ、幅広い用途で親しまれています。
例えば、ハンドメイドのアクセサリーとして、ブレスレットやネックレス、またはメガネチェーン、バッグチャームーやスマートフォンのストラップ、インテリアの飾りやギフトラッピングのアクセントにもぴったり。くみひも(組紐)の色やデザインで個性を表現できるのが魅力です。

学ぶことで得られるメリット

くみひも(組紐)を学ぶことで、どんなメリットがあるのでしょうか?
当学院の教室に通う生徒さんの声をもとにまとめてみました。

完成した時の達成感が大きい
生涯、続けられる趣味が見つかる

くみひも(組紐)創りは、根気のいる作業だけに組み上がった時の達成感や喜びもひとしお。作る過程で技術が向上し、自分の成長を感じられることも大きな魅力です。
手づくりの楽しさやクリエイティブなプロセスを存分に満喫できるので、生涯、続けられる趣味として人気が高まっています。

唯一無二のオリジナル作品
人とは違うプレゼントができる

配色やパターンを自由に選び、自分だけのオリジナル作品を創ることができる楽しさがあります。
手作りのくみひも(組紐)は特別感があり、友人や家族への贈り物としても喜ばれます。自分の思いを込めた作品を贈ることで、より一層の絆を深められます。

大人の“趣味活”として
仲間や講師との交流が楽しめる

教室はアットホームな雰囲気で楽しく話しながら授業は進みます。
同じ趣味を持つ仲間や講師と気軽に交流ができるのも魅力の一つです。

日本の伝統と文化の理解ができる
海外交流のきっかけにも

くみひも(組紐)創りを通じて、日本の伝統工芸や文化について知ることができ、歴史的背景や伝統技法を継承していくことの大切さを理解する機会になります。
海外でも人気のため、SNSなどを通じて、くみひも(組紐)を世界に発信することができます。

手作業に集中するため
ストレス解消や心の落ち着きに役立つ

くみひも(組紐)創りは細かい手作業に集中するため、脳が活性化。雑念も消え、ストレス解消やリラックス効果など心の落ち着きに役立ちます。

上級技能資格を取得し
講師としてのデビューを目指せる

くみひも(組紐)の知識と技能を身につけていく中で、
いずれは「作品の販売をしたい!」「講師になって教えてみたい!」という生徒さんもいらっしゃいます。
当学院では、講師資格取得に必要な技能認定制度もあります。

趣味と実益を兼ね、ご自身の夢や可能性を広げるチャンスです。
その一歩を当学院で踏み出されてはいかがでしょうか?

くみひも(組紐)に興味のある方は「長沼静きもの学院 くみひも体験レッスン」へ

長沼静きもの学院では、全校16校で「無料体験レッスン」を実施中。
1回90分のレッスンでストラップや帯締など自分の作品を創る体験ができます。
まずは体験プランでくみひも(組紐)の魅力を体感ください!

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教室を見学するだけでなく、実際の授業を体験できるため、教室の雰囲気やレッスンの様子を肌で感じていただけます。授業やコースの疑問についても講師が丁寧にお答えいたします。ぜひお気軽にご来校ください。