夏になると、日本各地で「ゆかた」を着て楽しめるイベントが多く開催されます。涼しげなゆかたをまとい、夏の風物詩を堪能するのは、日本ならではの楽しみ方です。ここでは、7月にゆかたで楽しめる関東地方の夏イベントを6つご紹介します。
入谷朝顔まつり
- 開催期間 7月6日~7月8日
- 住所(アクセス) 入谷鬼子母神(真源寺)およびその周辺 東京都台東区下谷1丁目12−16 (JR「鶯谷駅」南口から徒歩3分/地下鉄「入谷駅」から徒歩1分)
- 公式情報 https://www.asagao-maturi.com/
毎年7月6日から8日に開催され、入谷鬼子母神周辺に約30の朝顔業者と約100の露店が並び、毎年40万人が訪れます。この朝顔が有名になったのは江戸末期で、特に変わり咲きの朝顔が人気を集め、明治中期には入谷の植木屋が育てる朝顔が評判となり、観光名所になりました。大正期に一度廃れてしまいましたが、昭和23年に地元の努力で再び復活し、夏の風物詩として定着しています。江戸情緒豊かなイベント、ぜひゆかたで参加してみてください。
第77回 みたままつり(靖國神社)
- 開催期間 7月13日~7月16日
- 住所(アクセス) 東京都千代田区九段北3丁目1−1(地下鉄「九段下駅」から徒歩5分/中央・総武線各駅停車「飯田橋駅」「市ヶ谷駅」から徒歩10分)
- 公式情報 https://www.yasukuni.or.jp/
日本古来の信仰にちなみ昭和22年に始まった「みたままつり」は、東京の夏の風物詩として多くの人々に親しまれています。夜空を美しく照らし出す大小3万を超える献灯(みあかし)が掲げられ、期間中は本殿に最も近い御神域、かつ通常立ち入ることのできない「中庭」で参拝できる夜間中庭参拝や、さまざまな奉納芸能が催されます。毎夜行われる盆踊りはどなたでも輪に入って楽しめるので、ゆかたでのお出かけにもオススメです。
第76回 鎌倉花火大会
- 開催日 7月17日
- 住所(アクセス) 鎌倉海岸(由比ヶ浜海岸、材木座海岸)
- 公式情報 https://www.trip-kamakura.com/site/kamakura-hanabi/
2019年の開催以来、5年ぶりの実施となる古都鎌倉の夜を彩る人気の花火イベントです。日本一の花火師に輝いた「マルゴー」が手掛ける約4,000発の花火が海上から打ち上げられ、美しい夜空と海面を彩ります。特に水中花火が見どころで、海面で扇状に花火が広がる幻想的な光景は一見の価値があります。海岸でゆったりと花火を楽しむことができるため、家族連れやカップルに大変人気があり、ゆかたも鎌倉の風情とよく似合います。
第46回 足立の花火
- 開催日 7月20日
- 住所(アクセス) 荒川河川敷(東京メトロ千代田線鉄橋~西新井橋間)
- 公式情報 https://www.adachikanko.net/adachi_no_hanabi46
都内で夏に開催される大規模な花火大会の先陣を切るのが「足立の花火」。荒川河川敷に1時間ほどで約1万3000発が打ち上げられる、高密度に迫力が凝縮された演出が圧巻です。昨年はコロナ禍明けで4年ぶりの開催ということもあり、来場者数は過去最多の74万人!今年も盛大な夏の皮切りになること間違いなしです。芝生にシートを敷いたり、土手の斜面に座ったりして、ゆかたでゆっくり鑑賞してみては。
熊谷うちわ祭
- 開催期間 7月20日~7月22日
- 住所(アクセス) お祭り広場 埼玉県熊谷市星川2丁目2(JR熊谷駅周辺)
- 公式情報 uchiwamatsuri.com
江戸時代から続く八坂神社例大祭のうちわ祭。12台の山車・屋台が熊谷囃子とともに市街地を巡行する様子から「関東一の祇園」と称されています。祭りの日に赤飯を炊いて疫病除けを行うという風習に基づいて、商店で赤飯を振る舞ったのが「熊谷の赤飯振る舞い」。後に赤飯の代わりにうちわを配り、評判となったため「熊谷うちわ祭」と呼ばれるように。クライマックスは3日目の夜。あちらこちらの街角で叩き合いが繰り広げられながら、山車と屋台がお祭り広場に集結します。
第47回 隅田川花火大会
- 開催期間 7月27日
- 住所(アクセス) 東京都墨田区隅田川沿岸(各駅より徒歩10分~)
- 公式情報 https://www.sumidagawa-hanabi.com/
東京の隅田川沿いで開催される日本最古の花火大会(前身である「両国の川開き」歴史的記録の残るもの)です。約20,000発の花火が打ち上げられ、東京のシンボルでもあるスカイツリーをはじめ川の両岸に広がる夜景と相まって壮大な光景を作り出します。大会は二つの会場に分かれ、第一会場では花火のコンクールが行われ、第二会場では趣向を凝らした連続打ち上げが楽しめます。江戸時代から続く伝統と現代の花火技術が融合した花火大会を、ゆかたでも楽しんでみてください。
夏のイベントにゆかたで参加することで、日本の伝統と風情をより深く楽しむことができます。ぜひお気に入りのゆかたを着て、夏のひとときを満喫してください。
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