2024年11月6日(水)~11月7日(木)の2日間、東京都港区の乃木會館・乃木神社にて長沼静きもの学院主催のイベント『風月祭』が開催されました。今年は「70年の伝統を、新時代へつなぐ」というテーマのもと、70周年を記念した特別展示のほか、長沼静きもの学院の生徒様が出演される華やかなきものランウェイ、くみひも科の表彰式など、多彩なプログラムが展開されました。
大盛況で幕を閉じた風月祭の模様を2回に分けてたっぷりレポートいたします。
70周年特別展示
【初代長沼静のきもの展示&年表】
風月祭では、70周年を記念した特別展示を開催。学院の創設者・初代長沼静の愛用したきもの6点が展示されました。
78年に発表した「静唐草」は、朱の実をつけたホップの唐草に、架空の鳥、極楽鳥をあしらった長沼静のデザインです。デザインに「静」という文字をアレンジした力作で、きものの染めも静の手によるものです。
また、今日の株式会社長沼の礎となった長沼静の歴史と活動の年表の展示も行われました。
【きもの今昔 振袖&ゆかた】
70年の時を超えて、基本的な帯結びから様々な創作結びが生まれました。
風月祭では成人式の振袖と夏のゆかたで、伝統的なきものと現代の流行を織り交ぜたコーディネートが展示されました。
【初代長沼静の想い出講演】
初代長沼静と直接交流のあった現役講師たちによる当時の懐かしいエピソードが披露されました。
また貴重な生前の初代長沼静のスピーチ映像と全国16校の教室紹介を放映しました。
くみひも科表彰式
1年を通じて、くみひも科の授業の中で制作された作品の中から特に優秀な作品を作った生徒様を表彰しました。
会場では受賞作品の展示も行われ、多くの方が近くでじっくりご覧になっていました。技術とデザインの豊かさを感じ、くみひもの魅力を感じる空間となりました。
じゃんけん大会
勝ち残った方に豪華景品がプレゼントされるじゃんけん大会では熱戦が繰り広げられ、会場は笑いと驚きに包まれました。「勝った!」「惜しい!」と参加者同士のやりとりも大いに盛り上がり、楽しいひとときとなりました。
また、風月祭では乃木會館の総料理長が監修した特別なお料理をご提供し、皆様にお楽しみいただきました。
風月祭のメインイベント「NAGANUMAランウェイ」の華やかな模様は、後日たっぷりとご紹介しますので、どうぞお楽しみに!