7月18日、当学院の横浜校が入居する横浜駅西口の横浜STビル1階正面玄関前で「打ち水大作戦」が行われました。昨年に続き、2回目の開催となる今回も、横浜校の生徒さまと講師たちがゆかた姿で参加いたしました。今回はその様子をレポートいたします。
「打ち水」とは、地面に水を撒くことで涼を取る日本の伝統的な習慣や風習を指します。夏の暑い日に地面に水を撒くことで気化熱を利用して周囲の気温を下げる効果があり、涼しさを感じさせます。
また、単に涼を取るためだけでなく、ほこりを抑える、清潔感を保つ、そして客を迎えるための礼儀作法としても行われてきました。特に、戦国から安土桃山時代にかけて確立された「茶の湯」の場面や、客人を迎える際に玄関先で打ち水を行うことは、相手に対するおもてなしの心を表す行為として大切にされてきたそうです。
江戸時代には、俳句に詠まれたり、浮世絵に描かれるなど、「打ち水」が日常生活の一部として広く知られていました。
現代でも都市部で涼を取るために打ち水を行うイベントが開催される中、この日は、地球温暖化を考えるきっかけにしたいという主催者の想いから、参加者は当学院のメンバー以外にも、地元の高校生など計72名が集まりました。一斉にバケツの水をひしゃくで玄関タイルに撒き、打ち水効果を体感しました。
地表近くの温度がどれくらい下がったかのクイズも行われ、打ち水前は53.8度だった地表温度が45.8度に、なんとマイナス8度になっていました!
横浜校の吉岡教室長も「すごいですね。昔の人の知恵ですね」と感想を述べていました。
今回のように、全国16校の各教室では、きもので参加できるイベントを続々企画しています。
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・自分で着られるようになりたい方→ きもの着付科
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